卵巣がん術後のむくみによる痛みと体力の衰え
私が大阪国際がんセンター患者交流棟のルネサンス運動支援センターで運動指導をしている方のお話をします。
卵巣がんの摘出手術をされて、抗がん剤治療中の方です。
ご自身でエステティックを経営されており、旅行が趣味という方なのですが、
治療による体力の低下をすごく感じられました。
手術の際脚の付け根のリンパ節をとっておられるので、
お仕事をした後は足が痛くて、横になって脚を挙げておかなければならない状態が続いておられました。

そんな状態が続いていたので、このままでは体力が落ちる一方だし、「このまま体力のないおばあちゃんになるかも。」と
危機感を感じられて、何とかしなければと「運動」を始められました。
運動スタート!
朝起きたときになるべく脚のむくみのサイズを測ってもらい、
お仕事から帰ってこられたときにも同じく測定してもらいました。

なんと仕事後の測定値は、30mm差がありました。
そこで特にむくみ予防のための要素を用いた体操を仕事に行く前にしてもらったところ、
なんと!その差10mm程度にまで落ち着きました。
お仕事から帰ってきてからや、寝る前でももちろん効果がありますが、
何より、「痛くならない」ために、元のリンパの流れをよくしておく。という点にポイントをおきました。
転ばぬ先の杖?運動はタイミングも重要ですね!
動画は運動支援センターで作成したYouTubeをしてもらいました。
運動に使ったyoutubeはこれ
現在はむくみも落ち着き、体力向上のための筋トレをバリバリ実施してらっしゃいます!
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