「何もする気がしない、考えることがおっくう」それは「抑うつ状態」かもしれません

実はがん患者さんにも糖尿病患者さんにも多いといわれている「抑うつ状態」のかた。

病名を告知された時や、病状が思わしくない時、治療の先行きが不安、再発するのではという不安など気分が沈み憂鬱な気持ちになる状態です。

とくに病名を告知されてから2週間程度は気分がしずみやすいといわれています。

「抑うつ状態」が続くことで「うつ病」と進行していくといわれています。

厚生労働省のサイト「休養・こころの健康」のこころの健康を保つための対策の中に

個人がストレスに対処する能力を高めるための具体的な方法として

(1)ストレスの正しい知識を得る

(2)健康的な、睡眠、運動、食習慣によって心身の健康を維持する

(3)自分自身のストレスの状態を正確に理解する

(4)リラックスできるようになる

(5)ものごとを現実的で柔軟にとらえる

(6)自分の感情や考えを上手に表現する

(7)時間を有効に使ってゆとりをもつ

(8)趣味や旅行などの気分転換をはかる

「睡眠」「運動」というキーワード。

個人がストレスに対処する能力を高めるための具体的な方法の(2)の項目に注目します。

運動は言わずもがな、適度な運動といわれる激しすぎない運動のことを言いますね!

そして睡眠においても、健康づくりのための睡眠指針2014という厚生労働省健康局が発表したものの中に

運動が禁止されるような身体状況でなければ、よい睡眠のためには定期的な運動を行うことが効果的であるといえる。ただし、激しい運動はかえって睡眠を妨げる可能性があるので、注意が必要である。

と記載されています。

つまり、抑うつ状態を悪化させないためにも、

程よい運動がちょうどよいといえますよね。

1日30分以上の運動を週5日以上することが一般的にも勧められていますが、

しんどい時でもちょっとできるストレッチを今回ご紹介しますね!

寝たまま!ほっと一息タイム (3分動画)

動画がありますので、寝る前のストレッチとして見ながらゆっくり行ってみてください!(動画時間約3分)

※無理をせず、調子を見ながら行ってください。担当医より運動制限がある場合は、担当医に確認の上行いましょう。

①ゆ~っくり深呼吸

息を吸いながら おなかを膨らませ、 吐きながらお腹をへこませていきます。

②あしブラブラ

脚の付け根から左右に脚をゆすります。

③股関節パタパタ

肩幅より少し広く膝を曲げて、両ひざ同じように左右に倒します。

④ぐんぐん股関節

片膝を抱えて揺らすように胸に引くようにゆすります。

⑤ぱくぱく股関節

膝をそろえて曲げておき、膝を開く閉じるを繰り返します。

⑥しっかり伸びる

最後はゆっくり縦に延びましょう

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