「できないことばかり、と思っていたけれど」

乳がん術後のクライアントさんのお声


大阪府在住 Aさん(49歳)

手術が終わって3ヶ月検診のため病院を訪れたとき、

思いのほか診察が早く終わったので入院中に気になっていた病院隣の患者支援棟にある

運動支援センターというところを訪ねました。

これが芳野さん(むう)と私の出会いです。


術後の再発予防に運動が良いと知ったので、

運動習慣のない私はYouTubeなどを見ながらヨガやピラティスをしてみるも

手術した側の腕は負荷をかけられないので、何をやっても中途半端にしかできず

「左腕も身体もこのままどんどん筋肉がなくなっていくのかな」と不安を抱えていました。

資料をもらって帰るつもりでいたのに

「大丈夫!できるトレーニングっていっぱいあるんですよ。一緒に頑張りましょう!」

と明るく励ましてくれた芳野さんと気づけば一緒にトレーニングを始めることになりました。


最初の頃驚いたのは、

そんなにもしんどくないこと。

例えばヒップリフト(お尻上げトレーニング)なら回数も10回程度。

「疲れ過ぎるまでやらなくていいんですよ」というのも驚きでした。
真面目に自宅でも細々と教えてもらったトレーニングをしていると

「(肩甲骨に触れながら)おっ!ここちゃんと動いてますね。いい感じです~♪」

と言ってもらうこともあったり、

多忙で運動ができてない時は

「しょうがないですよ!今日はその分みっちり頑張りましょ♪」と励ましてくれたり。

手首や肩、股関節などその時々不調を訴えると、

すぐに対応したトレーニングをしてくれるのも芳野さんの魅力のひとつです。

とにかく芳野さんの引き出しの多さにいつも驚かされます。

やる気がなく運動をさぼり気味の時も芳野さんと話していると自然とスイッチが入ることも度々。

改めて芳野さんの最大の魅力はその人柄にあると気づかされます。


今や私の身体を自分より知ってくれているので、全幅の信頼をおいています。


手術をした方の腕は負荷を絶対にかけちゃいけない、と思い込んでいましたが、

あの時一歩踏み出さなければ、

自重を使ってできるトレーニングは山ほどあると教えてもらわなければ、

私は術後できなくなったことを数える人生になっていたかもしれません。

落ち込みやすく心配性な性格も手伝って不安に苛まれる時も少なからず日々にあります。


空が青ければ青いほど悲しくなることも。
でもその度に

「食事にも気をつけている。課題だった運動だって芳野さんという最大の味方を得た。やれることはやっている。ベストを尽くしてはいるんだ」

という思いが私を明るい方へと引っ張り出してくれている
そんな気がしています。


今回芳野さんがrycogymを立ち上げ活動を始めるにあたって
「運動が必要な人が大勢いる、運動したいけどどうすればいいのかわからない人もいる、もっともっとたくさんの人に運動がどれだけ良い効果をもたらすかを伝えたいんです!」
という熱い想いを伺って(勝手に聞き出しましたが)
居ても立っても居られなくなり
半ば押し付けるような形で私の体験談を書かせて頂きました。

がんサバイバーという言葉は好きになれないけど
今生きている実感は確かにあります。

これを読んだ誰かの、一歩を踏み出す力になれますように。

これを読んで下さった方が、少しでも前向きな気持ちになれますように。

毎日を前向きに生きていこうと思うきっかけになれますように。

私のような誰かの明日見上げる空が
青く広く、光り輝いていることを願って

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